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自律神経の乱れが気になる皆さま、まさに自律神経失調症であるという皆さま。
ご自身でもびっくりするくらい「たくさんの症状」に悩まされてはいませんでしょうか?
かく言う筆者(プロフィールはこちら)も、自律神経失調症に悩まされていた当時、どんどんどんどん膨らんでいく症状に悩まされていました。
「こんな症状出てきたけど、これって重大な病気なんじゃないのかな?」
「これって本当に自律神経失調症なのかな?」
そう思うほどに、切羽詰まっていたことを思い出します。
皆さまはいかがでしょうか?
膨らんでいく症状に、不安を感じていませんでしょうか?
正直に書くと、こんな質問は愚問で「不安を感じない人なんていない」、それが当たり前だと思います。
次に次にと新たな症状が出てきて、その理由も解決方法もわからず、医者もなんだか頼りにならない・・・これが自律神経失調症の現実です。
そして、そんな不安感がまた、新しい症状を生み出していく・・・負のループです。
そんな負のループを、少しでもやわらげたい。
そんな気持ちで、本記事を書いております。
僕が自律神経失調症だった当時、
どんな症状があったのか?を詳しく
どういう対策をとったのか?
その症状は、どのタイミングで気にならなくなったのか?
そんなことをテーマに、自律神経失調症を克服した知見から、あれこれ書いていきたいと思います。
自律神経失調症は、びっくりするくらいたくさんの症状に悩まされます。
その症状の陰に、深刻な病気が隠されている可能性も100%は否定できません。
「自分は自律神経失調症かも」と、自己判断されている人は、この記事を読む前に病院に行かれて、しっかり隅々まで調べてもらってください。
その上で、自律神経失調症の諸症状に悩まされている人には、本記事、きっと役に立つのではないかと思います。
是非「こんな人もいるんだ」、「自分も同じ症状ある」、「こんな症状もあるんだ」なんて、かるーい気持ちで読んでみてくださいね。
ではこれから、僕に降りかかった自律神経失調症の諸症状を、気になった時系列順にご紹介していこうと思います。
- 風邪のような症状
- まぶしさ
- 微熱
- おなかのハリ、ムカムカ感
- 耳(耳閉感)
- 吐き気
- 食欲低下
- 後鼻漏
- 唾液がでなくなる、もしくは止まらなくなる
- 口の渇き
- 息苦しさ(喉のつまり)
- 頭痛
- 手足のしびれ
- 動悸
- 緊張
- やる気の低下・脱力感
- 不安感
- 体重減少
- 鬱状態
- まとめ
風邪のような症状
僕の自律神経失調症の始まりは「風邪のような症状」でした。
なんだかへん
なんだかだるい
いつもとなにか違う
そんな感覚でした。
市販の風邪薬を飲んでみたり、ビタミン剤を飲んでみたりもしましたが、効果なし。
病院に行って「かるい風邪」と診断され、処方された薬を飲んでみても、よくなる気配は一向にありませんでした。
そんな症状が数週間続いたように思います。
今思えば、この症状は、これからどんどん出てくる諸症状にかき消されてはいましたが、自律神経失調症が完治する最終段階まで、地味に続いていたように思います。
人は、なにかした具合が悪いと「風邪かな?」なんて思っちゃう傾向にあります。
「なんだか風邪が長引いている・・・」
そんなときは、少し違う角度で自分を見つめなおしてみるといいかもしれませんね。
まぶしさ
朝の通勤時やちょっと外に出たとき、なぜか「まぶしい」と感じていました。
これも、まだ僕自身、自律神経失調症であると気づいていない時期の話で「なぜまぶしいと感じるのか?」を不思議に思っていました。
同僚に「今日はやけにまぶしいね~」なんて話しかけたりもしていたのですが、「そうかな~」なんて返されたりしていました。
これはおそらく、僕だけがまぶしく感じていたのでしょうね。
当時は気づいていませんでしたが、このまぶしさを感じるという違和感も、今考えれば自律神経失調症の兆候のようなものだったように感じています。
この症状は、初期の初期に感じていたもので、徐々に気にならなくはなっていきました。
微熱
風邪の諸症状・まぶしさとともに、気になっていたのが微熱。
家でも仕事先でも、定期的に熱を測っていました。
仕事先にも体温計持って行っていましたからね・・・。
なんだか頭がぼーっとしたりするから、額に手をあててみると、なんだか熱い。
体温計で測ってみると、37℃ちょっとくらい。
これが3か月くらい続きました。
「なんで微熱が出たのか?」に対する答えは正直出ていません。
でも、自律神経失調症が悪化しだした頃には、微熱は気にならなくなりました。
他の症状がキツくなったからですかね?
原因不明の微熱に悩まされている方、いらっしゃいませんでしょうか?
常に体温計が手放せない・・・そんな生活を送っていませんでしょうか?
もしかしたら、その微熱は身体からのSOSかもしれません。
長く続くようでしたら、その旨、病院に相談してみるといいかもしれませんね。
おなかのハリ、ムカムカ感
これも自律神経失調症の初期症状でした。
風邪だと思っていた僕は、内科に通院していたのですが、そこの先生から「おなかのハリ」を指摘されたのでした。
自分で触ってみても確かに張っている・・・。
その頃から、消化のいい食べ物、例えばおかゆやうどん、バナナなんかをメインに食べるようにしたのですが、あまり改善はみられませんでした。
よく考えたら、この症状も自律神経失調症の一部だったのでしょう。
食べ物を変えたとしても、その根本原因をどうにかしないと、改善はしませんでした。
結果的にお話しすると、この「おなかのハリやムカムカ感」は、僕がこれから悩まされる「吐き気」にグレードアップしていくのでした。
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耳(耳閉感)
これは、自律神経失調症の初期から本当に悩まされた症状です。
耳の詰まり・・・いわゆる耳閉感ってやつです。
飛行機とかに乗ったときに、耳がおかしくなるじゃないですか?
あの感覚がずーっと続いている感じ。
耳の違和感ってすごいやっかいで、びっくりするほど気になりました。
四六時中ですからね。
どうにかしたくて耳鼻科にも通っていたのですが、薬を処方するだけでまったく改善しませんでした。
耳鼻科には3か月くらい通ったのですが、ずーっと同じ処方で、なんの改善も見られませんでした。
今考えると、完全にお金の無駄でしたね。
それもこれも、この症状がストレスから来ているもので、その根本をどうにかしないと完治するわけないのに、対症療法しかしてくれませんでした。
耳という器官はストレスの影響を受けやすいです。
「耳がなんだかおかしい」
そういう時は、もちろん耳鼻科の診断を受けて原因がないかを探るのも必要ですが、根本解決を望むのでしたら心療内科などのプロにお願いするのがベストだと思います。
ちなみにこの耳閉感の症状は、自律神経失調症の初期から後期まで、ずーっと気になってどうしようもありませんでした。
でも後期になるとその感覚に慣れてましたね。人間の身体はすごいものです。
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吐き気
僕が自律神経失調症の諸症状で最もキツく、最も悩まされたのが「吐き気」でした。
家でも職場でも外でも、四六時中吐き気を感じていました。
吐き気止めの薬である「ドンペリドン」は、本当に手放せませんでした。
胃カメラを飲んでからは、機能性ディスペプシア用の薬である「アコファイド」を飲んでいました。
これでどうにか抑え込んでいたのが、自律神経失調症のツラさがピークだった頃。
でもでも、心療内科に通い、そこで「セニラン」や「ドグマチール」などの薬を処方されだした頃から、意外と吐き気はすんなりと気にならなくなりました。
もちろん吐き気止めなしで。
自律神経失調症で、吐き気に悩まされている方は本当に多いと思います。
Twitterとかで検索してみても、悩まされている方は本当に多いです。
あくまで僕の場合ですが、吐き気はお薬でかなり変わりました。
そういう意味では、もちろん食生活や習慣を変えていくのも大切だとは思うのですが、心療内科でお薬をもらうのも手だと思います。
食欲低下
吐き気と同時進行で、どんどんどんどん食欲が低下していきました。
職場の食堂では、かけうどん一杯ですら残してしまうほど。
そのせいで、体重は2か月ほどで10kg近く落ちました。
さすがにそうなると外見も大きく変わってきて、いろんな人に心配をされるようになりましたね。
だって、明らかに病的に痩せていましたから。
食欲が元に戻ったのは、心療内科に通院するようになってから。
そこからは劇的に良くなりましたね。
やはり、食欲と吐き気はセットのようなもので、吐き気をどうにかしないと食欲は戻ってきません。
そういう意味では、まず吐き気をどうにかすることが先決であると感じました。
後鼻漏
後鼻漏ってご存じですか?
簡単に言うと、鼻水が鼻から喉の奥に落ちてくる症状のことを言います。
ずーっと喉の奥に違和感があって、常に喉を気にしていました。
寝る前とかは特に気になって、睡眠不足になったりもしました。
この症状、気になったのは自律神経失調症初期の頃。
次第に気にならなくなったと言うか、気にしなくなっていました。
期間にしたら1か月くらいかな。気になっていたのは。
内科でも耳鼻科でも相談してみたのですが、病院で解決はしませんでした。
ほっといたら、いつしか気にならなくなっていました。
そういう意味では、やはり自律神経失調症には時間が薬なのかもしれませんね。
唾液がでなくなる、もしくは止まらなくなる
これも自律神経失調症の初期、一か月間くらい気になった症状です。
極端に唾液が出るようになっていました。
本当に邪魔になるくらい。吐き出したり、口にティッシュを入れたりしていました。
と思っていたら、全く唾液が出なくなったりもしました。
本当に不思議でした。今思えば、こういう身体の機能も、自律神経系が支配していたのでしょうね。
この症状も、知らないうちにいつしか気にならなくなっていました。
自律神経失調症がピークの時は、もはや気にしてもいませんでしたね。
(気にする余裕もなかったとも言えるかもしれない。)
口の渇き
唾液に通ずる部分があるのですが、やたらと口の渇きが気になる時期がありました。
これも、自律神経失調症の初期だけです。
飲み物を飲んでもだめだし、飴とか舐めても違和感があって、正直なにをしてもだめでした。
だからと言って、お薬とかでよくなることもなく、我慢するしかありませんでしたね。
自律神経失調症のピーク時には、もはや気にならなくなりました。
息苦しさ(喉のつまり)
ここらへんの症状から、だんだん自律神経失調症のピーク時の症状になります。
まず、息苦しさです。喉のつまりと言ったりもしますね。
なんだか喉につっかえている気がして、息苦しくて、呼吸も浅くなって・・・。
そんな感じ。
当時は、「なにか重篤な病気のせいかも?」なんて考えていました。
この症状を訴えられる自律神経失調症の方はとても多いです。
個人的には、姿勢が悪くなって肩が丸まって、呼吸が浅くなっていることが直近の原因な気がしています。
これらの症状は、抗不安薬を飲むことでスッと気にならないようになりました。
息苦しさや喉のつまりは、本当に不安感を大きくあおります。
これらの症状が出始めたら、心療内科にすぐ行くことをおすすめしますね。
頭痛
頭痛にもかなり悩まされました。
特に、頭の右側だけが痛くって違和感があって、「腫瘍があるんじゃないか?」なんて考えたりもしました。
最終的には、脳神経外科でMRIをとり、頭にはなんの異常もないことを知り、それからというもの、気にならなくなりました。
人間て不思議なもので、自分のイメージで病気を作り上げたりしてしまいます。
この典型が、僕の頭痛だったのではないか?と思っています。
小さな違和感を意識することで、それがどんどん膨らんで、結果的に騒擾となって出てくる。
そんなところだったのかなと、今冷静に考えるとそう思います。
でもでも、自律神経失調症当時、僕にとってはこの頭痛はとても怖いものでした。
だって、頭の病気って、めちゃくちゃ深刻な気がするじゃないですか。
この自分で自分の病気を作り上げてしまうことは、自律神経失調症当時、頭痛以外でもよくありました。
やはり不安感が病気を作り上げてしまっていた気がします。
そういった意味では、「不安感をやわらげることが、この病気への最初のアプローチなのかもな?」と思っています。
\自律神経のお悩みに新提案!/
手足のしびれ
謎の手足のしびれもありました。
違和感があって、手足をもんだりすることがクセになっていました。
同じ方も多いと思います。
しびれも、なんだか深刻な病気に繋がっている気がして、かなり心配していたことを覚えています。
結果的に言えば、手足のしびれも、自律神経失調症がよくなっていくのとともに、どんどん気にならなくなっていきました。
動悸
自律神経失調症ピーク時には、謎の動悸に悩まされていました。
脈をとって、今の心拍数をはかるのがクセになっていました。
一番気になったのが、中途半端に寝てしまって目が覚めるとびっくりするくらいドキドキしていたこと。
脂汗をかいて、いやな夢でも見た時のような感覚でした。
お昼寝から目覚めると、ものすごくドキドキしていて、「本当はひどい病気が隠されているんじゃないか?」なんて疑ったほど。
自律神経失調症ピーク時は、お昼寝することすら怖くなっていました。
この動悸という症状も、抗不安薬を飲み始めてから、スッとなくなりました。
やっぱりストレスが原因だった気がします。
自律神経失調症の症状の中でも、この動悸にはかなり苦しめられました。
緊張
僕、人前で発表したりプレゼンしたりすることって、かなり得意なんです。
そのプレゼンですら、自律神経失調症ピーク時は緊張して緊張して、どうしようもないほどでした。
上司に言って、キャンセルしたこともありました。
それほどに、メンタルにきていたんだと思います。
今考えると「なんでだったんだろう?」と思うのですが、当時はかなり悩んでいました。
だって、緊張で仕事が手につかないのですから。
この普段緊張しなかった場面で緊張してしまうという症状も。自律神経失調症が収まるとともに、少しづつ消えていきました。
やる気の低下・脱力感
やる気の低下・脱力感は、自律神経失調症初期から完治するまで、ずっとあったと言ってもいいと思います。
なにをするにも億劫で、取り掛かるにもエネルギーを使う・・・そんな生活を送っていました。
何かをしないと自律神経失調症はよくなりません。
それなのに、その何かをする力が残されていないのです。
そんな負のループとも言える状況に、どっぷりとはまってしまっていました。
これに関しては、もはや心療内科に通院し、抗不安薬を処方されない限り、よくなっていなかったような気がします。
言い換えると、抗不安薬が負のループを断ち切ってくれるキッカケとなったのです。
少し気力が回復した僕は、自律神経失調症によいとされているものに、ようやく手を出せるようになりました。
それほどに、このやる気の低下や脱力感は、自律神経失調症を完治させるための大きな障壁となっている気がします。
不安感
自律神経失調症の大きな特徴のひとつが、この不安感だと思います。
そわそわしたり、いてもたってもいられなったり、時間の流れがひどく長く感じたり・・・。
この症状は、なかなか他人にわかってもらえないからこそ、ツライのかもしれません。
これだけじゃなくって、「自分はもしかしたらひどい病気なんじゃないか?」なんて、最悪の事態を想像してしまったりもします。
そんな状況が、また新しい症状を生み出し、そして自律神経失調症は悪化していくのです。
不安感こそが、自律神経失調症の負のループの中心にあるものだと思っています。
そして、この不安感こそが自律神経失調症を改善するキーになるとも思っています。
僕の場合、心療内科に通い、抗不安薬を飲み始めた時から、徐々にこの不安感はなくなっていきました。
そして、そわそわしたり、時間が長く感じたり、ツラく長い時間を過ごすことがなくなりました。
重篤な病気が自分に隠されているなんて考えを持たないようになりました。
そうして、不安感の解消とともに、僕は自律神経失調症を克服しました。
この不安感をどうにかできていなかったら・・・そう考えると、いまでもゾッとします。
それほどに、僕にとってはこの不安感はとてもキツイものでしたし、自律神経失調症の主症状であり、初めから最後までずっと感じていた症状でした。
体重減少
吐き気
食欲の低下
そんなところから、僕の体重はどんどんどんどん減っていきました。
体重減少をどうにかしたくって、ものを食べようと努力するのですが、吐き気があってどうしようもなく、また体重は減っていく・・・そんな負のループ生活を送っていました。
体重が最も落ちていたのが心療内科に初めて行ったその日。
通常の体重から10kg以上、減っていました。
ただ、心療内科に通うようになってからというもの、ものが食べられるようになり、結果的に体重の減少は止まりました。
今となっては、体重が減ることはとてもうれしいことなのですが、当時はもうめちゃくちゃ心配でした。
鬱状態
僕は、自律神経失調症との診断結果でしたが、少なくとも鬱症状はありました。
心療内科に通う前、内科に通っていたのですが、そこでは簡単なテストをして「鬱である」との診断も受けました。
そこで、SSRIを処方されたのですが、僕には合わず、結局は抗鬱剤はなしになりましたが。
ここらへんは難しい問題で、どっからが鬱とか、自律神経失調症とか、なんか線引きが難しくって、結局のところ医者のさじ加減なところが強いのかな?とも思っています。
でもでも、それを自己診断してしまうのも問題ですので、ちゃんとメンタルのプロである心療内科や精神科の先生にお世話になるのがベストだと思いますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
自律神経失調症は、症状が多様で、ある人によってはある症状が気になったり、ある人にはほかの症状が気になったりと、なかなか難しい病気です。
今回は、自律神経失調症を発症し完治するまで、あくまで僕にあった症状を参考までにご紹介しました。
ここに書いてあるのと同じ症状があったり、はたまたここには書いていない症状があったりしたと思います。
ただひとつ言えるのは、原因はシンプルで、それを克服することは可能であるということです。
もう一度書きます。
自律神経失調症の症状は、本当に多様です。
でも、原因はシンプルです。
現在進行形で、自律神経失調症に悩まれているあなた。
あなたは、そのひとつひとつの症状に目を向け、それらひとつひとつを治そうと躍起になっていませんか?
ここでは、ひとつだけ書いておきます。
「治そうとがんばらなくていい」と言うこと。
ゆっくりじっくり自分の症状と向き合って、ゆっくりじっくりと自律神経失調症を克服していってほしいと思います。
僕が自律神経失調症だった当時の体験談や、やって良かったこと悪かったことも記事にしています。
お時間があるときにでも読んでみてくださいね。